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山中麻莉菜

フォーラムへの返信

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    榊さん、今回もご指導お願いいたします。

    今回の施術のポイントは、1剤の短時間水洗です。
    「短い時間で1剤を流す」ということが目的ではなく、髪の毛への負担を最小限にすることが目的です。各処理剤との組み合わせでそれが可能になっている、というところに注目していただければと思います。
    ①薬剤が浸透しやすい状態にする
    ②その状態に合った1剤選び、時間設定をする
    ③髪の毛の形を変えやすい環境を整える
    ④いらないものは除去し、不足しているものは足す
    ⑤疎水に戻す
    この流れに沿って施術を進めていきます。

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    課題:パーマ3

    ●施術前の髪(や肌)の状態
    ・比較的硬めで直毛
    ・産後、育児中で所々切れ毛やエイジング毛あり
    ・4、5ヶ月に1度カラー・パーマ
    ・ダメージレベル3Lv

    ●目指す仕上がり
    ・柔らかく曲がるカールパーマ

    ●施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
    ・toitoitoiシャンプーバブリング→タオルドライ

    ・前処理
    浸透促進原液:neoミスト(5倍希釈)→揉み込み、チェンジリンス→タオルドライ→3種混合原液:neoミスト(5倍希釈)→チェンジリンス→タオルドライ

    ・ワインド

    ・1剤
    ソニルクリープHを塗布、1分半放置後カールチェック

    ・中間水洗
    シブミンEX(5倍希釈)塗布→しっかり水洗

    ・中間処理
    ヘマヘマ(10倍希釈)塗布→いきいき(5倍希釈)塗布

    ・クリープ
    ラップをして遠赤外線照射機6分

    ・中間処理
    ポリK(10倍希釈)塗布2分放置→タオルドライ

    ・2剤
    過水塗布後2分半放置→ロッドアウト→シャンプー台にて2回目の2剤塗布→2分放置

    ・後処理
    ヘマヘマ(10倍希釈)→シブミンEX(5倍希釈)→キトキト(10倍希釈)→チェンジリンス

    ・シャンプー
    トイトイトーイシャンプー→ヘマヘマ(10倍希釈)→シブミンEX(5倍希釈)→ハイエマルジョン少量塗布→キトキト(10倍希釈)

    ・トリートメント
    トイトイトーイトリートメント

    ・アウトバス
    リケラミスト

    ●各施術工程の意図
    ※パーマ①②と異なる部分のみ記載します。

    ・前処理
    浸透促進原液:neoミスト→髪の毛をふやかし、薬剤の通り路をつくる

    ・1剤
    ソニルクリープH→比較的硬毛で薬の浸透がしにくい髪質ですが、長時間1剤に晒すとゴワゴワになってしまうため、浸透促進原液と組み合わせて短時間水洗できるように、今回はクリープHを選択しました。
    1分半放置→結合が切れるまでの時間設定。巻き直す時間等も考慮し、1分半でチェック・3分以内に全て水洗できる時間設定にしています。

    ・中間処理
    いきいき(5倍希釈)→ぷるんと感をプラス
    今回は十分な強度があるためリノベーターは使用しませんでした。

    ・シャンプー
    ハイエマルジョン少量塗布→収斂、CMC補給

    ●修正を加えた箇所
    なし

    ●修正の理由
    なし

    ●結果及び考察
    パサつきやゴワゴワ感もなく、柔らかく仕上げられたと思います。髪の毛によって必要な剤を見極め、足し引きすることが大切だと思いました。

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    榊さん、貴重なアドバイスありがとうございます。
    伝えたい事と、求められるものの認識にズレがありました。
    技術だけでなく、プレゼンも見直していきます。

    次回もよろしくお願いいたします。

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    【部分的にブリーチ毛が混在している毛】(今回のモデルさんですと)非ブリーチ部90%+ブリーチ部10%と、【全てがブリーチ毛】のブリーチ部100%だと、ブリーチ毛の占める割合が異なるため、必要な処理・工程も異なるという意味です。

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    わかりにくい説明で申し訳ありません。
    ブリーチした部分は同じかと思いますが、【部分的にブリーチ毛が混在している毛】と【全てがブリーチ毛】ではパーマ施術でアプローチしたい土台が異なる、という意味です。

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    全頭ブリーチだった場合、状態によりますがパーマをお断りするという選択をするかもしれません。

    もしパーマ施術をするとしましたら、薬剤・工程は髪の毛の状態に合わせて組み直します。素材が全く異なるため、まずパーマをかけられるための土台作りから始めます。疎水毛にどれだけ近付けられるかが肝になると思います。ケラチン・セラミド・コレステロールが不足していることが想像されますので、前処理で補強、中間処理で補給、しっかりとした後処理を重点的に行います。

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    BYACについて答えさせていただきます。

    まず、ブリーチ毛はブリーチ剤と2剤による強いアルカリに晒されることから強度が落ちた状態のことが多いです。リトルサイエンティストの処理剤を的確に使用することで、強度をなるべく落とさずに施術することは可能ですが100%ではありません。また、ブリーチを施されていない毛髪に比べるとナイーブな状態になっており、ダメージを受けやすくなっています。

    そのような強度が落ちた毛髪に対し、BYACは強度を高める効果があります。効かせると、くたっと頼りない毛髪がハリとコシを感じられるようになります。
    強度が落ちた(S-S結合が不足している)毛髪に対して、S-S結合を導入し疎水毛に導きます。プラスの電荷を持つグアニジルシステインが、ダメージ毛のマイナス部分に結合し補強するためです。更にケラチンも配合されているため、補修効果の高い処理剤です。
    BYACを使う場合は、まず後の処理剤がのるベースを作るために、前処理のための前処理として使用しています。

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    色々な処理剤を効かせることも重要ですが、不要になったものを除去することも大切にしています。そのため今回は1度目の水洗後、確認し念のためもう1度水洗しました。

    いただいたご質問に答えさせていただきます。

    neoミストに代えてリケラミストということですが、そちらでも効果が発揮されると思います。ケラチン・セラミド・コレステロールがバランス良く配合されていますので手触りよく柔らかい仕上がりが期待できます。
    今回は、一部ブリーチ毛も混在する髪の毛でしたので路づくり・タンパク質導入・脂質導入をそれぞれの処理剤に担ってもらい、手で感じたかったためneoミスト割のシンプルな処方にしています。

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    榊さん、今回もどうぞ宜しくお願い致します。

    ご指摘ありがとうございます。
    シブミン塗布→水洗→念のためにもう一度水洗という意味です。しっかりと還元剤を流すために、水洗した水の濁りや手触りを確認し念のため一から水洗しなおしています。

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    ●施術前の髪(や肌)の状態
    ・比較的柔らかく乾燥毛、リッジの出にくい髪質
    ・趣味のサウナでさらに乾燥している
    ・2ヶ月前にブリーチによるハイライト
    ・ダメージレベル3Lv(ブリーチ部分5Lv)

    ●目指す仕上がり
    ・くりくりパーマ

    ●施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
    ・toitoitoiシャンプーバブリング→タオルドライ

    ・前処理
    BYAC→シブミンEX(5倍希釈)→3種混合原液:neoミスト(5倍希釈)→毛先特トリ薄付け→チェンジリンス

    ・ワインド

    ・1剤
    ソニルクリープS:H(1:1)を塗布し、1分放置後カールチェック

    ・中間水洗
    シブミンEX(5倍希釈)塗布→水洗×2

    ・中間処理
    ヘマヘマ(10倍希釈)塗布→いきいき(5倍希釈)塗布→リケラプラスリノベーターローション塗布

    ・クリープ
    ラップをして遠赤外線照射機6分

    ・中間処理
    ポリK(10倍希釈)塗布2分放置

    ・2剤
    過水塗布後2分半放置→ロッドアウト→シャンプー台にて2回目の2剤塗布→2分放置

    ・後処理
    ヘマヘマ(10倍希釈)→シブミンEX(5倍希釈)→キトキト(10倍希釈)→チェンジリンス

    ・シャンプー
    トイトイトーイシャンプー→ヘマヘマ(10倍希釈)→シブミンEX(5倍希釈)→リケラエマルジョン少量塗布→キトキト(10倍希釈)

    ・トリートメント
    トイトイトーイトリートメント

    ・アウトバス
    ガルバCMCエマルジョン

    ●各施術工程の意図
    ※パーマ①と異なる部分のみ記載します。

    ・前処理
    BYAC→SS結合導入、強度回復
    シブミンEX→BYACの消臭、ケラチン・脂質の定着力アップ
    3種混合原液:neoミスト→ケラチン導入・補修
    特トリ→ブリーチ部分、毛先のダメージ部分の脂質補給

    ・1剤
    ソニルクリープS:H(1:1)→Sでも十分かかりますが、短時間水洗だとブリーチ毛とそれ以外でかかりムラが発生する恐れがあると思い、若干強めに設定。
    1分放置→結合が切れるまでの時間設定。巻き直す時間等も考慮し、1分でチェック・2分以内に全て水洗できる時間設定にしています。

    ・中間処理
    いきいき(5倍希釈)→リッジ感をプラス

    ・シャンプー
    リケラエマルジョン少量塗布→接着CMC、ケラチン補給

    ●修正を加えた箇所
    なし

    ●修正の理由
    なし

    ●結果及び考察
    ブリーチ部分や、毛先にコンディションの差がありましたが均一にかけられたと思います。

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    榊さん、ありがとうございます。
    次回もよろしくお願いいたします。

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    パーマが弱かった際のミスについてですが、第一に【毛髪診断のミス】が挙げられます。髪質・強度・ダメージ度合い等の毛髪診断ミスにより、【前処理】【ロッド選定】【薬剤選定】【中間処理】にズレが生じ、思ったカール・ウェーブが出ない場合があります。

    上記のミスがない場合【各工程処理剤の塗布・効かせムラ】が考えられます。施術に使用するすべての薬剤・処理剤は必要な箇所に必要な分“効かせる”ことを前提に考えています。そのため、素材に適した剤でも効かせられていなければ効果が発揮されません。特に、パーマの場合はロッドに巻かれた状態の髪の毛へのアプローチになるため注意が必要です。髪の毛1本1本に行き渡るように塗布し、必要な場合は握り込むように浸透させる等の工夫をすると良いと思います。

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    ご質問にお答えいたします。

    ①1分放置後のチェックは毛先が少しだけ曲がっている事のチェックと考えて良いですか?

    はい、その通りです。髪の毛が曲がり始めているかどうかのチェックです。水分を含んだ状態でロッドを外すと、結合が切れ始めていることに関わらず毛先が曲がって見えてしまうことがあります。チェックする際はロッドの上からタオルを握り込むように水分を取ってからロッドアウト・チェックがおすすめです。

    ②最初のチェック時と仕上がりのカールではかなりギャップがあると言う事ですが、ロッド選定は通常通りで良いですか?もし目安とか選定のコツがあれば教えて下さい

    ロッド選定は通常通りです。最終の仕上がりを想定したロッド選定ですので、最初のチェック時にこのカールが出るわけではありません。このギャップを理解するには、やはり回数をこなす必要があると思います。

    ③クリープ後のチェックでカールもしくはウェーブが足らなかったり甘かった場合どうすれば良いですか?

    クリープタイムをもう少し設けてみる。
    または、ポリKの濃度を5倍希釈・場合によっては原液で塗布し、髪の毛を引き締めることでカール感を出す。
    このような場合は、クリープ前のどこかにミスがあると思いますので、クリープに入るまでの段階でカールやウェーブの具合を細かくチェックしながら工程を進めていくのがおすすめです。

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    放置時間について答えさせていただきます。

    1剤で髪の毛の形状を変えるのではなく、後のクリープタイムで形を変えていくため、1剤はクリープするためのスイッチを押す役割と捉えています。ですので、形が変わりきるまでの放置時間は必要ありません。

    チェック時に毛先が少しだけ曲がっていたら水洗に移ります。
    水洗後、段階を踏んでカールがついていくイメージです。
    それまでの時間をサロンワークでは約1分半を目安にしています。1分半で水洗に移るために、チェック→巻き直しの時間も込みで1分でチェックしました。1分かからないくらい(30秒程)でもOKだと思いますが、塗布時のタイムラグ等を加味して1分間放置とします。

    最初のチェック時と、仕上がりのカールではかなりギャップが大きくなるのでその点は注意が必要です。

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    榊さん、パーマ課題もどうぞよろしくお願いします。

    2つの粧剤についてお話しさせていただきます。

    ・neoミスト
    【ナノ化CMC】と【液晶性セラミド】がたっぷりと含まれた液体です。CMCは髪の毛の水分コントロールや、油分・薬剤の通り路になる部分ですが、髪の毛がダメージするとその路が破損されます。neoミストはその路となる部分を補修してくれるため、他の剤がスムーズに髪の毛内部に浸透するのを手伝ってくれる粧剤です。neoミスト単品でも髪の毛をしっとりさせてくれますが、他の粧剤の希釈液としても使用できます。

    ・いきいき
    【羊毛抽出】のケラチンタンパク質で、髪の毛にハリコシを与えてくれます。高分子・低分子のケラチンタンパク質が配合されているため、浸透・定着の良いという特徴があります。リトルサイエンティストには様々な種類のタンパク質粧剤がありますが、私はしっかりとしたハリが欲しい場合や元々コシがない猫っ毛、エイジング毛気味でくたっとしやすい髪の毛をプリんっと活き活きさせたいときには、こちらのいきいきを選択します。

    もちろんそれぞれを効かせながらの重ねづけも可能です。
    今回は、この2つをミックスして【路の補修】【浸透】【ケラチンタンパク質の定着】を、より効率よく効かせました。

    塗布する際は、揉み込み・タッピング等で手で感じながら行ったり、圧縮蒸気や超音波アイロンを用いることでさらに効果的に効かせることができます。

    • この返信は1年、 11ヶ月前にアバター画像山中麻莉菜が編集しました。
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